売上ではなく、最後に残る利益を見る
「未経験でも月商¥100万円」。その数字で、本当に生活できるのでしょうか。自分の帳簿1年分と実体験をもとに、物販の利益がどこで決まるのかを5つに分けました。物販ビジネスは儲からないのか、実際の利益率で確かめます。
在庫を持つ物販と、同じ教材を何度も売れる情報商材。売上が同じでも、手元に残る割合は違います。
Amazon販売時は営業利益-1.2%。現在は商品を建設資材として使い、本業の粗利率が約85%になっています。
同じAmazonで同じ人が売っても、ポイントせどりは-1.2%、卸仕入れは+26.5%、自社商品は+47.0%。
なぜ利益ではなく月商を見せるのか。誰でも使える仕入先を大勢に教えると何が起きるのかを考えます。
小さく試し、数字を分け、利益の源泉を自分の側へ移す。私が転売から自社商品へ切り替えている理由です。
せどり型、卸仕入れ型、製造型で必要な資金も時間も別物です。実践者が使う数字と、教える側が使う数字を並べます。
「物販ビジネスの成功率は何%か」。物販やネット販売に限った成功率や廃業率の公的な統計は、探した範囲では見つかりませんでした。近いのは、業種をまとめた次の数字です。
| 数字 | 値 | 出典 |
|---|---|---|
| 開業後、採算が「赤字基調」の割合 | 33.0% | 日本政策金融公庫 2025年度新規開業実態調査 |
| 開業前に予想した月商に届いていない割合 | 41.3%(図の3区分を足した値) | 同上 |
| 起業して5年後に残っている企業の割合 | 80.7% | 中小企業白書 2023年版 |
白書の80.7%には「実際の生存率よりも高めに算出されている可能性がある」と注記があります。企業のデータベースに載った会社だけで数えているためです。
もう一つ、「成功」を何で数えるかで数字は変わります。月商で数えれば成功に見えても、利益で数えると赤字のこともあります。私の帳簿では、同じAmazonで同じ人が売っても、ポイントせどりは営業利益-1.2%、卸仕入れは+26.5%、自社商品は+47.0%でした。成功するかどうかは、どこから仕入れるかで大きく変わります。くわしくは上の記事に書いています。
出典:日本政策金融公庫「2025年度新規開業実態調査」(図-20・図-22)/中小企業庁「2023年版 中小企業白書」。どちらも物販に限らない全業種の数字です。