← フランチャイズ

フランチャイズ業界の今

伸びている業種と、減っている業種。毎週月曜に書き換えています。

フランチャイズ業界の動きを1ページにまとめました。監視しているチェーンの数字は毎週、業種全体の数字は発表があるたびに書き換えます。最終更新 2026年10月12日。

いまの要点

今週の変化

先週から、増えている・横ばい・減っているの分け方が変わったチェーンはありません。数字だけを書き換えました。

監視しているチェーンの動き(毎週)

各チェーンが自社サイトに載せている店舗一覧を毎週保存し、増えた店と消えた店を数えています。チェーン名は伏せています。

チェーン掲載数直近8週分け方新規閉業1年に直した閉業率辞める店の多さ
A社
住宅まわりのサービス
359 → 350−1.7%減っている81710.5%ほかと差なし
B社
高齢者向けの生活支援
267 → 279+1.8%増えている412923.6%多い
C社
ハウスクリーニング
1,752 → 1,777−0.3%横ばい14311814.7%ほかと差なし
D社参考値
生活便利サービス
142 → 143+1.4%増えている8710.9%ほかと差なし
E社参考値
介護向けリフォーム
56 → 57±0.0%横ばい5415.2%ほかと差なし
F社記録が短い
リユース・買取
2,341 → 2,471+5.6%増えている1502010.1%記録が短い
G社記録が短い
高齢者向けの配食
471 → 472+0.2%横ばい325.2%記録が短い
H社記録が短い
リユース・買取
1,927 → 1,977+2.6%増えている833320.6%記録が短い
I社記録が短い
訪問マッサージ
286 → 287+0.3%横ばい100.0%記録が短い
J社記録が短い
ハウスクリーニング
448 → 446−0.4%横ばい2411.3%記録が短い

掲載数は、監視を始めた日(2026年4月29日・2026年9月12日・2026年9月13日)から2026年10月12日まで。「直近8週」は8週前の掲載数からの増減で、1%以上なら「増えている」、−1%以下なら「減っている」、その間を「横ばい」にしています。「閉業」は掲載から消えて、その後一度も戻らなかった店です。いったん消えて後で戻った店は、オーナーの交代などとして数えていません。「辞める店の多さ」は、8回以上保存できたチェーンどうしで比べ、偶然では出にくい差(偶然でこの差が出る確率が5%未満)がある場合だけ「多い」「少ない」と書いています。「参考値」は取得できた件数が本部の公表を下回っているチェーンです。

増えているチェーンでも、裏では辞めた店と入った店が入れ替わっています。その数え方は1年後に、何割が残るのかに書いています。月ごとの掲載数はフランチャイズの目次ページにあります。

業種ごとの動き(日本・年1回)

業界団体が毎年まとめている統計です。対象は2024年度(2024年4月〜2025年3月)で、2025年10月27日に発表されました。店舗数には直営店も入っています。辞めた店の数は出ていないので、増減は差し引きの結果です。

伸びている業種

業種 店舗数 売上
介護サービス+12.7%+3.9%
中古車の販売+10.7%+11.5%
リユース・中古品+9.6%+11.0%
フィットネスクラブ+5.5%+6.7%

店舗も売上も減った業種

業種 店舗数 売上
エステティックサロン−20.3%−42.7%
CD・ビデオのレンタル−6.9%−11.8%
宅配・移動販売など−4.3%−0.9%

店舗は減ったが、売上は増えた業種

店を絞って、1店あたりで稼ぐ形に変わっている業種です。

業種 店舗数 売上
持ち帰り寿司・弁当−4.8%+0.5%
理容・美容−3.4%+1.7%
ホテル−3.1%+24.8%
住宅建築・リフォーム・ビルメンテナンス−2.5%+0.3%
菓子・パン−2.3%+6.1%

横ばいの業種

業種 店舗数 売上
クリーンサービス・クリーニング+0.1%+1.8%
(参考)フランチャイズ全体+0.7%+3.6%

出典:日本フランチャイズチェーン協会「JFAフランチャイズチェーン統計調査」(PDF)。本部の回答に推計を加えた数字です。エステティックサロンについて協会は「価格競争が激しくなった結果、閉店が相次ぎ」と書いています。

アメリカとの比べ(年1回)

アメリカでは、本部が加盟希望者に渡す開示書類に、辞めた店の数を書く欄があります。その書類を集めて数えた調査から、業種ごとの1年間の閉業率が分かります。

分野 調べたチェーン数 1年間の閉業率(真ん中の値)
全体8584.7%
不動産仲介407.7%
フィットネス496.8%
住まいのサービス1196.7%
飲食1983.8%
美容・健康422.5%

出典:VetMyFranchise「Franchise Failure Rates 2026」。加盟店25店以上のチェーンの、2025〜2026年に提出された開示書類を集計。本部が買い戻した店は閉業に数えていません。このページの実測とは数え方が違うので、そのまま比べることはできません。

伸びる分野の予測も、日本とは顔ぶれが違います。

分野 2026年の伸び(予測)
子ども向けサービス、法人・住宅向けサービス3.2%
小売(食品・物販・サービス)2.3%
健康・ウェルネス2.1%
フルサービスのレストラン2.0%
個人向けサービス、宿泊1.8%
ファストフード、自動車、不動産0.5%未満

出典:FRANdata「U.S. Franchising's Economic Outlook in 2026」(2026年2月)。業界団体側の予測です。

日本とアメリカの向き

分野日本(2024年度の実績)アメリカ(2026年の予測)
介護・健康、小売伸びている(介護 店舗+12.7%、小売 店舗+1.7%)伸びる予測(健康+2.1%、小売+2.3%)
飲食店舗+0.7%、売上+6.9%ファストフードは0.5%未満の予測
住まい・掃除のサービス横ばいか減っている(クリーニング系 店舗+0.1%、住宅・リフォーム 店舗−2.5%)一番伸びる予測(+3.2%)。ただし閉業率は飲食の約1.8倍
美容減っている(理容・美容 店舗−3.4%、エステ 店舗−20.3%)個人向けサービスは伸びる予測(+1.8%)。美容・健康の閉業率は分野の中で一番低い
子ども向け横ばい(学習塾・カルチャー 店舗+0.4%)一番伸びる予測(+3.2%)

日本で、辞めた店の数がどこまで開示されているかは1年後に、何割が残るのかに書いています。

← フランチャイズ