利回りの高さだけで選ばない
現在、株式では高配当株を積み立てています。高配当株は、持っているだけで定期的な現金を受け取れる可能性があります。しかし、表示された配当利回りは約束された金利ではありません。会社の利益が減れば、配当も減ることがあります。
配当利回りは、1年間に期待される1株当たり配当金を、現在の株価で割った比率です。
配当利回り = 1株当たり年間配当金 ÷ 株価 × 100
配当金が増えれば利回りは上がります。しかし、配当金が同じでも株価が大きく下がれば、計算上の利回りは上がります。
| 高利回りになった理由 | 考えること |
|---|---|
| 利益が増えて増配した | 利益と現金が今後も続くか |
| 株価が大きく下がった | 業績悪化や減配を市場が見込んでいないか |
| 一時的な特別配当 | 翌年も同じ配当が出る前提にしない |
会社が利益を出していても、設備投資、仕入れ、借入金の返済に現金が必要です。配当を続ける力を見るには、利益だけでなく、営業で現金を生めているか、借金が重すぎないかも確認します。
年間¥5,000の配当を受け取っても、株価が¥5万円下がれば、合計では利益になりません。配当だけを見ず、株価の変動と合わせた全体で考えます。
一社の高い利回りへ集中せず、業種と買う時期を分けます。配当が目的でも、会社自体を長く持てるかが先です。
配当利回りは候補を探す入口にはなります。しかし、利回りの数字だけで買う理由にはなりません。なぜその配当を出せるのか、なぜその株価まで下がったのかを説明できる会社を選びます。