景気が悪いときに買うために、現金を残しておく
お金持ちは、景気が悪くなって、一般の人が恐怖に縛られているときに買います。株も不動産も、値段が下がる時期があります。言ってみれば、バーゲンセールです。お金持ちは、そのセールが来るのを待っています。
景気が悪くなると、値段は下がります。ところが、そのときに買える人は多くありません。仕事が減り、借金の返済に追われ、手元の現金が足りなくなるからです。
2章で、不況を越えてきたお金持ちは、生活レベルを低い水準にしていると書きました。生活を小さく保っていると、現金が残ります。借金に追われていなければ、売らずに持ちこたえられます。だから、一般の人が恐怖に縛られて売っているときに、買う側に回れます。
| 景気が悪くなったとき | 現金が残っていない人 | 現金を残している人 |
|---|---|---|
| 持っている株や不動産 | 生活のために、安くても売る | 売らずに持ち続ける |
| 値段が下がったもの | 買えない | 買える |
| 景気が戻ったとき | 手元に何も残っていない | 安く買ったものの値段が戻る |
私が株を買ったのは、サブプライムローン問題が収まり、東日本大震災が起きたあとの、株価が低迷していた時期でした。そのあとにアベノミクスの上げ相場が来て、利益が出ました。
ただ、自分の腕だったとは思っていません。あの時期は、多くの銘柄が上がりました。腕で当てたのではなく、セールの時期に買っていたから上がったのだと考えています。
くわしくは 株|私が儲かったのはたまたまです
バーゲンセールを待つといっても、いつ来るかを当てるのではありません。セールの途中で買えば、さらに下がることもあります。
1章で書いたとおり、お金持ちはいつも働いています。働いて入ってくるお金があるから、セールを待つ間も生活が崩れません。待つことができるのも、働いているからです。
セールで買ったものは、みんなが欲しがって値段が上がったときに売れます。私も株の一部を換金して、最初に買った物件の頭金にしました。区分マンションを売って抜け出せたのも、相場が上がったときでした。
ただし、区分マンションを売れる相場が来たのは運でした。上がるときを当てられるとは考えていません。だから、上がるまで持ち続けられる形で買います。