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待ったをかける歌舞伎役者

失敗談2 物販セミナーで、2年かけて気づいたこと

教えるほうが儲かる商売かを、先に見よう

本業の売上が落ちてきた時期に、物販のセミナーに申し込みました。 勧誘のときと、講習が始まってからでは、対応がまったく違いました。 なぜ講師が教える側にいるのか。気づくまでに2年かかった話です。

1. 勧誘のときと、講習が始まってから

講習が始まってから言われたことを並べます。

場面言われたこと
質問への返事数日返事がないのは当たり前
質問の中身について「あなたの質問の仕方が悪い」
回答がもらえないことについて「あなたは講師に好かれていない。好かれるようにしなさい。そうすれば回答がもらえるかも」
売上の上げ方について「このアドオンソフトを使えば」「この商材を買って売上を上げろ」

好かれれば回答がもらえるかも、のあたりで「おいおい」と声が出ました。 そして、ついには追加のソフトと商材の案内です。

2. カードで一気に仕入れて、みんなで同じものを買う

仕入れは「カードで一気にたくさん」と言われました。ところが、やらされたのはポイントせどり(ポイント還元を利益にする仕入れ方)です。

受講生みんなが同じ商品を買います。出品者が一気に増えて値段が下がり、稼げません。 私の帳簿では、ポイント込みの粗利が29.1%あっても、営業利益は-1.2%でした。

帳簿の内訳は ポイントせどりの帳簿 に載せています。

3. 「オトクな価格」の商品は、講師の在庫だった

講師から、仕入れる商品を「オトクな価格」として買わされそうになったこともあります。 私は買いませんでした。買った生徒さんたちは、同じ商品をみんなが売るので、売っても赤字になりました。

その生徒さんたちが講師に文句を言うと、返ってきた答えはこうです。

「他の業者も売っていたようです。すべての商品が儲かるわけではない。良い勉強になったね」

物販スクールの生徒に自分の在庫を売りつけて、何をしているんだ、と思いました。

在庫だと分かったのは、私が卸業者の数社から、同じ商品をもっと安い価格で紹介されていたからですw

仕入れ商品のリストの話は 物販スクールの「月商」のからくり にも書いています。

4. 「まず売上を¥100万円まで」

相談したとき言われたこと
赤字だと相談した「赤字でもいい。まず売上を月¥100万円まで上げてから、利益率を考えましょう」
売上が月¥100万円を超えて、また相談した「仕入れている商材が悪い」「仕入先が良くない」

売上を超えたあとは、何かと理由をつけられるだけでした。 利益率を上げる方法は、一向に教えてもらえませんでした。

赤字の商品は、回すほど現金が減ります。売上を先に大きくしろという助言は、私の利益ではなく、講座の実績づくりに向いていたのだと思います。

5. 2年かけて気づいたこと

結局、資金のない私たちが利益率を上げる方法は、次の3つしかありません。

方法利益が残る理由
みんなが注目していない、取引を始めにくい卸業者から仕入れる同じ商品を売る人が少ない
メーカーから直接仕入れる間に入る業者の分だけ安く仕入れられる
自分でオリジナルの商品を作る同じ商品を売る人がいない

大量に仕入れる大手の出品者(年商が数億円を超えるメガセラー)と、価格で勝負する通販の場で、同じような商品を売って利益を出すのは、基本的に難しい。

だから、彼らは物販の講師をやっている。そう気づくのに2年かかりましたw

教えるほうが儲かるなら、教える人は教える側にいる。
講師の収入の中心が物販か受講料かを、申し込む前に見る。

関連:物販スクールの「月商」のからくり/仕入先と自社商品/誰の話を聞くか

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